【2021年9月17日地震情報&予測】石川県能登地方 M5.2の検証報告!
台風14号が迷走しながら、九州周辺に近づいてきました。台風勢力は弱まっていますので、台風自体の影響は大きくはならない見込み。
ただ「地震活動」や「火山活動」などへの影響及びすでに何かしらの災害余波が残っている地域では台風動向に要注視となります。
目次
本日2021年9月17日の地震活動傾向!
本日2021年9月17日は辛丑の「赤口」。そんな本日の地震活動傾向を見ていきたいと思います。
昨日(16日)の地震活動状況
※上記「青丸エリア」が昨日、主なる有感地震(中規模地震)が発生した場所となります。
昨日も全体的な地震活動に大きな変化・変動はありませんでした。
高気圧が日本列島を広域で包んだことから、想定通りに地震発生数は増加傾向となっています。「東北日本海側エリア」「九州周辺」などで新たに地震活動が表面化傾向に。
9月16日 石川県能登地方 M5.2
そんな中、局地ではありますが、しっかりした揺れを観測する中規模地震が発生しています。
*9月16日 18時42分 石川県能登地方 M5.2
上記地震は典型的な内陸断層型地震となります。一部だけご紹介すると下記のような「揺れ波形」を持った自然現象による(人為的なものではない)断層型地震です。
当該地域周辺にお住まいの方であれば、実感として認識されているかと思われますが、今回の震源域では過去数か月間にわたって、適度に断層破壊(地震)が繰り返されています。
簡単に言うと、ほとんど動きがなかった断層域にて断層破壊(地震)が発生。今まで動きが無かった分、その後繰り返し断層破壊(小規模地震など)が定期的に生じているということ。
そんな流れの中で今回中規模地震(石川県能登地方 M5.2)が発生したという状況です。
ゆえに、特別視する必要はない動き。今後、周辺地域への影響(地震の誘発)はないものと考えています。
ただし、先ほどお話したように断層破壊が適度に繰り返されているエリア。しばらくの間「余震(中規模地震も含む)の可能性」があることはしっかり念頭にしておいていただければと思います。
本日(2021年9月17日)の地震活動傾向
※上記「赤丸エリア」にて本日地震活動が促進・活発化。主なる観察対象エリアとなります。
本日も地震活動に大きな変化・変動はないものと考えています。
現時点で「九州周辺」などでは、台風の直接的な影響が及びつつある状況です。今後のこの台風の動向によって、地震活動動向にも大きな違いが生じてくるものと考えています。
というのも、台風接近の初期段階では地震活動が「誘発」される形に。その後、直接的な台風エネルギーが到達すると、今度は地震活動が「抑制」に。そして台風の影響が薄れると「誘発」もしくは「反動」へと再び転換する可能性があるからです。
本日以降、台風14号が日本列島から離れるまでの間は、地震動向が非常に推測しずらい状況に。
いずれにしても、今週末の台風動向と共に地震活動動向をしっかり観察。まずは前兆の有無の見極めに注視しておきたいと思います。
地震前兆の有無
昨日から今朝にかけて地震前兆と思える要素は感じられていません。