伊豆諸島での群発地震&「青森県東方沖 M6.3」【2020年12月21日】本日の地震活動傾向
先週後半は強い寒気の流入に伴い日本海側を中心に豪雪による被害が生じています。
そんな寒気と共に【水】の影響にて地震活動が抑制されたわけですが、先週末には自然環境が変化。抑制力が消滅すしたことで、想定していた「反動」が地震活動として表れる流れとなっています。
目次
本日2020年12月21日の地震活動傾向!
本日2020年12月21日は庚子年の「大安」。そして「バスケットボールの日」なんだそうです。そんな本日の地震活動傾向を見ていきたいと思います。
先週末(19日~20日)の地震活動状況
※上記「青丸エリア」が先週末、主なる有感地震(中規模地震)が発生した場所となります。
冒頭に記したように、先週末は「抑制の反動」が地震活動として表れる形となりました。下記のように各地で多数の中規模地震が発生しています。
*12月21日02時23分 青森県東方沖 M6.3 震度5弱
*12月21日01時25分 日高地方東部 M4.3 震度2
*12月21日00時39分 新島・神津島近海 M4.2 震度3
*12月20日18時35分 宮城県沖 M4.5 震度2
*12月19日16時05分 奄美大島近海 M4.4 震度1
*12月18日20時36分 新島・神津島近海 M4.7 震度4
*12月18日18時09分 伊豆大島近海 M5.1 震度5弱
*12月18日08時03分 福島県沖 M4.1 震度2
地震活動の流れを知っていただくために、時系列で上記中規模地震の見解をお話してみたいと思います。
12月18日08時03分「福島県沖 M4.1」の地震
先週17日に関東内陸部でしっかりと揺れを感じることができた「茨城県南部 M4.6」という中規模地震が発生いたしました。
その”揺れ””地震エネルギー”の伝達によって誘発されてきたのが「福島県沖 M4.1」と考えています。想定内の動きでメルマガ上では下記のような地震予測を経過観察。地震予測に対応する中規模地震となります。
*茨城県・千葉県東方沖・茨城沖・福島沖周辺
*M4.2~M5.5程度
*18日~23日まで
↓
■対応地震の発生
*12月18日08時03分 福島県沖 M4.1 震度2
特に気になる要素はなく、今後への影響もないものと判断しています。
12月18日18時09分「伊豆大島近海 M5.1」の地震
先週、富士火山帯周辺にてマグマ活動が活発化していました。そんなマグマ活動の影響を受けて、誘発されてきたのが「伊豆大島近海 M5.1」。フィリピン海プレート内での断層型地震と考えています。
先週16日に少々特殊な体感を感知。マグマ活動との関連性なども考慮した上で下記のような地震予測(メルマガ上)を取り上げていました。
当該中規模地震は下記地震予測に対応する地震となります。
*伊豆諸島・小笠原諸島周辺
*M4.4~M6.8程度
*16日~21日まで
↓
■対応地震の発生
*12月18日18時09分 伊豆大島近海 M5.1 震度5弱
この地震発生状況及び仕組みを検証した結果、次に記する「群発地震の可能性」を推測するに至りました。
12月18日20時36分「新島・神津島近海 M4.7」を含む群発地震
「伊豆大島近海 M5.1」の発生に対してその後の影響があるものと考察。「中規模地震」及び「群発地震」の可能性を推測するに至りました。
その内容が下記地震予測であり、実際に下記中規模地震を含む、群発地震(多数の微小・小規模獅子を含む地震)が発生しています。
*伊豆半島東方沖周辺
*M3~M5.0程度(群発地震)
*18日~24日まで
↓
■対応地震の発生
*12月18日20時36分 新島・神津島近海 M4.7 震度4
*12月21日00時39分 新島・神津島近海 M4.2 震度3
*伊豆半島東方沖・伊豆諸島・房総半島沖周辺
*M4.3~M6.3程度(複数地震の可能性あり)
*18日~24日まで
↓
■対応地震の発生
*12月18日20時36分 新島・神津島近海 M4.7 震度4
「群発地震」は少々弱まってきてはいますが、現在も活動継続中。まだ中規模地震が表面化してくる可能性に引き続き注視が必要と考えています。
12月19日16時05分「奄美大島近海 M4.4」の地震
「奄美大島近海 M4.4」は単発の動きと判断。気になる要素は見当たらず、今後への影響もないものと判断しています。
12月20日18時35分「宮城県沖 M4.5」の地震
「宮城県沖 M4.5」も気になる要素はなし。今後への影響もないものと判断しています。
ただ、太平洋プレートの動きに関連した地震が顕在化してきたことに注目。実際にその後、太平洋プレートの動きに関連した中規模地震が複数発生する流れとなっています。
12月21日01時25分「日高地方東部 M4.3」の地震
「日高地方東部 M4.3」も特に気になる要素はなく、適度な地震エネルギーの発散のひとつと判断しています。
12月21日02時23分「青森県東方沖 M6.3」の地震
特筆しておきたいのが、「青森県東方沖 M6.3」です。やや規模のある中規模地震。大陸側プレート(北米プレート)内で生じた断層型地震と判断しています。
規模(M6.3)と比較すると「揺れ」「地震エネルギー」の影響は小さめとなっているものと推察していますが・・。やはり「揺れの影響」に関して注視は必要と考えています。
主に
*内陸部(大陸側プレート内部)での断層型地震
*震源域周辺でのプレート境界型地震
が誘発されてくる可能性は念頭にしておきたいところです。(今朝のレジまぐ版メルマガでは観察用の地震予測を提示しています)
本日(2020年12月21日)の地震活動傾向
※上記「赤丸エリア」が本日地震活動が促進・活発化。主なる観察対象エリアとなります。
本日は昨日との比較にて地震が表面化しやすい自然環境となるものと考えています。
先週末に多数の中規模地震が発生していることもあり、本日、注視すべき要素&地域は多くなります。
個人的には観察要素がかなり多くなりそうで・・上手く観察&検証時間を確保できればいいなぁと思っているところです。
「伊豆諸島周辺」で群発地震が発生している状況ですが、「茨城県周辺」でも多数の微小・小規模地震が発生。群発的な地震活動が生じています。
まあ、現状適度に地震エネルギーが発散されている状態と考えていますので、好ましき流れで推移しているものと捉えています。
いずれにしても、本日は複数の有感地震(揺れる程度の中規模地震も含む)が表面化してくるものと念頭にしておいていただければと思います。
地震前兆の有無
昨日、地震前兆との判断には至りませんでしたが「青森沖・北海道南部周辺」にて地震エネルギー変動を感じることができました。
結局、その後早々に中規模地震(青森県東方沖 M6.3など)が生じることとなっています。