地震活動の抑制と反動!【2020年12月16日】本日の地震活動傾向
昨日は西高東低の本格的な「冬の気象環境」に。寒気が流入したことで日本海側では降雪、関東周辺(主に関東南部)では冬晴れの一日となりました。
今日も西高東低の気象環境が継続。昨日の寒さがさらに強まる地域も。まだまだ心身が寒さに慣れていない方も多い時期ですので、防寒対策をしっかり心がけておきたいところです。
目次
本日2020年12月16日の地震活動傾向!
本日2020年12月16日は庚子年の「赤口」。そして「電話の日」なんだそうです。そんな本日の地震活動傾向を見ていきたいと思います。
昨日(15日)の地震活動状況
※上記「青丸エリア」が昨日、主なる有感地震(中規模地震)が発生した場所となります。
昨日は寒気流入に伴い日本海側内陸部を中心に「抑制力」が生じる自然環境となりました。その結果、地震活動の全体的な流れとしては地震発生数が減少傾向となっています。
そんな中、想定していたひとつの出来事として、抑制力が存在していない太平洋海洋部にて「反動」が生じる形となりました。東北沖合にて下記のような中規模地震が発生しています。
*12月16日00時35分 三陸沖 M4.7 震度2
上記中規模地震は太平洋プレート境界面周辺で生じたプレート境界型地震と推察。わりと浅めの震源位置ということもあり、直接的な影響(揺れ)は小さな動きとなっています。
ただ、今後への影響は多少生じてくる可能性も。太平洋プレート上境界面を地震エネルギーが伝達されているものと推察。「北海道側」「福島沖側」双方にて地震が誘発される可能性を念頭にしておきたいと思います。
抑制力が生じる自然環境となりましたが、抑制の影響を受けにくい「マグマ活動に関連した地震活動」が想定通り、促進&表面化傾向となりました。
*伊豆諸島周辺(伊豆大島近海など)
で有感地震を含む複数の微小・小規模地震が表面化しています。
本日(2020年12月16日)の地震活動傾向
※上記「赤丸エリア」が本日地震活動が促進・活発化。主なる観察対象エリアとなります。
本日も昨日同様に強い【水】環境となる見込みです。地震抑制力も継続することに。全国的に地震が表面化しにくい自然環境となりそうです。
基本的に本日も地震活動に大きな変化・変動はないもの考えています。
そんな中、本日注視要素となるのが
*「三陸沖 M4.7」の余波
*地震抑制力の反動(太平洋海洋部)
*マグマ活動に関連した地震(主に伊豆諸島周辺)
です。
現時点では特に気になる要素は見当たりませんが、上記要素の推移をしっかり観察しておきたいと思います。
「内陸部」では基本的に地震活動は抑制傾向となる見込み。ひび割れ感覚の微小地震は顕在化するものと思いますが、有感地震は生じにくい一日となりそうです。
地震前兆の有無
昨日から今朝にかけて地震前兆とおもえる要素は感じられていません。体感的にも特別取り上げるべき要素はありませんでした。