東北太平洋沖地震から9年!【2020年3月11日】本日の地震活動傾向
今日は東北太平洋沖地震(2011年3月11日)の発生後、丁度9年目を迎えることとなります。現在でも、推定4万人以上もの避難生活者がいる状況。
まだまだ、災害の影響(余波)は続いているんですよね。
目次
本日2020年3月11日の地震活動傾向!
本日2020年3月11日は庚子年の「赤口」。そして「パンダ発見の日」なんだそうです。そんな本日の地震活動傾向を見ていきたいと思います。
昨日(10日)の地震活動状況
昨日は全国的に雨の天候となりましたが、【風・火エネルギー】が高まる自然環境となったことから、想定通り、地震活動は増加。表面化傾向となりました。
ただ、目立った動きは無く、地震活動に大きな変化・変動が生じることなく推移しています。
傾向としては、【風】【火】の作用にて太平洋プレートの動きが促進。太平洋プレートの動きに関連した地震(微小・小規模)が増加しています。
*福島沖・宮城沖周辺
*東京都・茨城県・群馬県周辺
主には上記エリアにて地震活動が活発化。現時点では特に気になる要素は見当たりません。
中規模地震としては、遠方にて下記のような動きが発生しています。
*3月10日18時29分 父島近海 M4.5 震度1
遠方・海洋部での動きですので、まったく気にする必要はなく、今後への影響もないものと判断しています。
本日(2020年3月11日)の地震活動傾向
※上記「赤丸エリア」が本日地震活動が促進・活発化。主なる観察対象エリアとなります。
今朝の時点で昨日、雨をもたらした前線が太平洋上へと抜けています。本日「西日本~東日本」にて天気は回復傾向となる見込みです。
発達した低気圧が「北海道周辺」に位置していますので、「東北日本海側・北海道周辺」では今日も荒天が続きそうです。
昨日と比較して、気象環境が大きく変化する地域が増えますので、地震活動はさらに促進。本日も表面化傾向にて推移するものと考えています。
注視ポイントとなるのが
*太平洋プレートの動き促進
*火エネルギーの増加
*強い気圧変動
の影響です。
「火エネルギーの影響」は「九州周辺」「愛知県~関東周辺」に。
「強い気圧変動の影響」は「青森沖・北海道周辺」にて生じてくるものと推測しています。
上記は少々タイムラグ(時間差)があるものと考えますが、「太平洋プレート動の影響」は本日も地震活動として表れてくるものと推察。有感地震にも繋がってくる可能性がありそうです。
基本的には、本日も地震活動に大きな変化・変動はなし。適度な地震エネルギーの発散が継続する流れとなるものと考えています。
地震前兆の有無
昨日から今朝にかけて、新たな地震前兆と思える要素は感じられませんでした。ただ、地震誘発要因(強い気圧変動)が存在していますので、今後、地震活動が誘発されてくる可能性が考えられます。
東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)
今日で東北地方太平洋沖地震の発生から丁度「9年」が経過することとなります。
冒頭でもお話したように、現在でも推定4万人以上もの避難生活者がいる状況。まだまだ被害が継続していると考えられます。
ただ、ここであらためて認識しておきたいのが東北地方太平洋沖地震に伴い生じた”災害”には、下記3つの災害が存在していることです。
*地震災害(自然災害)
*津波災害(自然災害)
*原発事故災害(人災)
世の中では、上記すべてを含んで「東日本大震災」と呼んでいるわけですが、実態を正確に理解する上では、ひとくくりとするのではなく、上記3つの災害を分けて考えておくことがポイントとなります。
3つの災害の”影響”に関して、重要なポイントとなるのが
*都市・街を壊滅させたのが「津波災害」
*現在でも続く避難生活をもたらしたのが「原発事故災害」
だということ。
”地震”か起点となっていますので「地震活動の影響が少ない」とは言えませんが、実態として、地震災害(地震の揺れによる直接的な災害)の影響は少なかったのです。
現状としては
・「地震災害」はすべて復興済み
・「津波災害」の多くが復興していますが、まだ未復興の要素が存在
・「原発事故災害」の多くが解決していない
となっています。
そう・・東日本大震災にて、今も尚大きな被害を生じているのが「原発事故災害」だということ。
この事実をしっかり意識しておきたいものです。