択捉島南東沖M7.0(深発地震)の今後への影響【2020年2月14日】本日の地震活動傾向
昨日は暖かな一日に。低気圧の移動は早く、ここ神奈川県でも午前中に青空が見えるお天気となりました。
地震活動は予定通りに増加・表面化傾向にて推移しています。少々目立った動きもありましたので、今回はその動きの影響を中心に検証内容をお伝えしたいと思います。
目次
本日2020年2月14日の地震活動傾向!
本日2020年2月14日は庚子年の「先負」。そして今日は「バレンタインデー」です。そんな本日の地震活動傾向を見ていきたいと思います。
昨日(13日)の地震活動状況
昨日は想定していたように、「マグマ活動に関連した地震」「太平洋プレートの動きに関連した地震」共に活発な状況にて推移することとなりました。
*九州周辺
*関東~東北太平洋側周辺
*北海道周辺
それぞれで地震活動が活発化しています。
有感地震発生数こそ、あまり増えてはいませんが内陸断層型地震も含めて、微小・小規模地震が増加することに。
そんな中、地震活動に下記のような目立った動きがありました。
*2月13日19時34分 択捉島南東沖 M7.0 震度4
地震規模としては「大規模地震」となります。
ただ、「深発系地震」ですので地震規模と比較して”揺れ”は小さく、直接的な影響も規模程には至っていません。
まあ、もともと
・千島列島周辺
・小笠原諸島周辺
では、深発系の大規模地震(M7~)が時折発生しているエリア。地震活動の大きな変化・変動を示す動きではないものと判断しています。
「択捉島南東沖M7.0」の今後への影響
直接的な影響は少なかったのですが、今後の間接的な影響(地震活動の誘発)には注視が必要と考えています。
「択捉島南東沖 M7.0」は太平洋プレート内部で発生した断層型地震と推察しているのですが、その「揺れ」「地震エネルギー」が上手く太平洋プレート境界面を伝達したものと感じています。
実際、神奈川県に住む私が上記地震の揺れ(S波もP波も)をリアルタイムで感じることができました。
初動のS波がしっかり感じられたということは、かなり効率的に”揺れ””地震エネルギー”が伝達したものと判断できます。
昨日午後(14時~16時)に変な体感を感じていたのですが、通常は感知できない遠方地震ながら、予兆も効率的に伝搬。その影響を体感として受けていた可能性もありそうです。
このような状況があることから今後一週間以内を目安に「関東周辺」でも地震活動が誘発されてくる可能性があるのではと考えています。
・揺れの伝達
・地震エネルギーの伝達範囲
などを加味して検証すると今後下記エリアにて誘発地震の可能性に注視が必要なものと考えています。
*北海道西部周辺
*北海道東部周辺
*東北太平洋沖周辺
*関東内陸部周辺
*関東沖周辺
※さらに詳細な想定(予測も含む)はレジまぐ版メルマガにて情報配信予定です。
まずは、本日・明日と「予兆の有無」「体感感覚の変化有無」に注視しておきたいと思います。
本日(2020年2月14日)の地震活動傾向
※上記「赤丸エリア」が本日地震活動が活発化する可能性のある地域。
本日は雨・雨模様のお天気となる地域もありますが、全国的に高気圧環境となる見込みです。
昨日と比較して本日は地震が表面化しやすい自然環境となるものと推察しています。
明日(15日)から「今月の地震注意期間」となりますので、本日も地震活動が促進傾向となっていくものと考えています。
*内陸断層型地震
*太平洋プレートの動きに関連した地震
*マグマ活動に関連した地震
のいずれもが活力を増していくものと推測いたします。
本日、一番の観察ポイントとなるのが先ほどお話した
*「択捉島南東沖 M7.0」の間接的な影響
です。
「関東沖周辺」など、ここまでに地震エネルギーが蓄積されているエリアが複数点在していますので、「択捉島南東沖 M7.0」の間接的な影響が早々に表面化してくる可能性も考えられます。
そういう意味で昨日と比較して、本日は「有感地震発生数が増加」するかと。
「揺れる程度の中規模地震」の可能性も念頭にしておきたいと思います。
地震前兆の有無
「択捉島南東沖 M7.0」が発生して以降、地震前兆と判断できる要素は感知できていません。
しかし、「体感感覚」にて感知できる要素は複数存在。誘発地震がすでに始動している可能性もあるものと考えています。