富士火山帯・霧島火山帯周辺での地震活動が促進中【2019年12月17日】本日の地震活動傾向
昨日も地震活動は表面化傾向にて推移しています。プレート動きに関連した地震活動よりも「マグマ活動に関連した地震活動」が目立ち始めてきています。
目次
本日2019年12月17日の地震活動傾向!
本日2019年12月17日は己亥年の「先勝」。そして「飛行機の日」なんだそうです。そんな本日の地震活動傾向を見ていきたいと思います。
昨日(16日)の地震活動状況
昨日も地震活動に大きな変動はありませんでしたが、適度な地震エネルギーの発散が継続。
太平洋プレートの動きに関連した地震活動に加えて、昨日は「マグマ活動に関連した地震活動」が促進されることとなりました。
*富士火山帯周辺での地震活動
*霧島火山帯周辺での地震活動
共に促進傾向となっています。
*鹿児島県・宮崎県周辺
*長崎県・熊本県周辺
*神奈川西部・山梨東部周辺
*伊豆諸島周辺
上記エリアにて、地震活動が活発化。下記のような有感地震も生じています。
*12月17日04時54分 有明海 M2.6 震度1
*12月16日17時04分 山梨県東部・富士五湖 M3.2 震度2
*12月16日11時39分 伊豆大島近海 M2.6 震度1
ただ、現時点で地震活動としては、まったく気にする必要はない動きです。
昨日「太平洋プレートの動き」が深部にてさらに促進されています。
*12月16日15時38分 愛知沖 M5.1(大深発系)
上記のような大深発系の中規模地震も発生。他にも「長野県北部周辺」や「青森県周辺」など広範囲にて大深発系地震が発生しています。
今後の「太平洋プレート動向」にも要注視ですね。
本日(2019年12月17日)の地震活動傾向
今朝は高気圧が太平洋上へと過ぎ去りつつあり、西から雲が広がってきています。
本日は全国的に雨模様の一日となる見込みです。
昨日と比較すると本日はやや地震が表面化しにくい気象環境となるものと考えています。
ただ、気象環境変化の影響を受けにくい
*マグマ活動
*プレート深部での動き
は本日も促進されていくものと推測。「太平洋プレートの動き」「マグマ活動に関連した地震活動」は活発な状態を維持するものと考えています。
昨日に引き続き
*鹿児島県・宮崎県周辺
*長崎県・熊本県周辺
*伊豆諸島・静岡県・神奈川県・山梨県・長野県周辺
では、有感地震が表面化してくる可能性がありそうです。(ただ、小規模地震が中心ですので、あまり気にする必要はないかと)
「太平洋プレートの動きに関連した地震活動(浅部)」は気象環境の影響を受けて、やや表面化しにくい状況となるのではと考えています。
ゆえに、本日も地震活動に大きな変化・変動はないかと。適度な地震エネルギーの発散が継続するものと考えます。
ただ、少々”違和感”を感じる要素があったりと、観察・見極めなければいけない要素が複数ありますので、本日の地震活動動向をしっかりと観察・検証できればと思っています。
地震前兆の有無
昨日から今朝にかけて地震前兆と思える要素は感じられていません。ただ、体感的に感知できる要素は多くあり、「関東周辺」にて、様々な動き・変化が存在しているものと感じています。
飛行機の日
本日は「飛行機の日」です。
1903年12月17日にライト兄弟が動力飛行機の初フライトに成功したことに由来した記念日となっています。
当時の人々にとっては、「空を飛ぶこと」は本当に大きな夢だったのでしょうね。
でも、近年では、飛行機以外の形態にて”人が空を飛ぶこと”が可能となってきている状況。空を飛ぶことが当たり前となった現代では、「空へのあこがれ」を抱く人は少なくなっているのかもしれません。
逆に私のような高所恐怖症の人は、基本的に飛行機に乗らないことを選択してしまいますからね。(笑)
羽田空港の飛行経路が変更となることをご存知ですか?
あなたは、羽田空港の飛行経路が変更となることをご存知でしょうか?
実は、羽田空港への飛行機の離発着ルートが来年2020年から大幅に変更となる予定なんです。
すでに、今年8月30日から新飛行経路の飛行検査が実施されています。
※羽田空港の新飛行経路に関する飛行検査のお知らせ(羽田空港のこれからHP)
この飛行経路の変更は、単に「航空輸送」の問題だけでなく、「都市計画」「都市環境(安全性など)」に大きな影響を及ぼすのです。
ですから、私のような「建築関連」「都市計画」「不動産関連」に従事している人であれば、すでに知っているかと思いますが・・・案外、まだ一般の人の関心事として広まっていないのかもしれませんね。
いろいろと問題はあるのですが
一番の課題をピックアップすると
*高層マンション(タワーマンション)・高層オフィスビルが乱立している地域上空を飛行機が低空飛行することによる影響が生じる
ことです。
特に、タワーマンションの生活環境が大きく変化することに。
詳細は省きますが
*空震(飛行に関連した空気の振動波)
*騒音(飛行機の爆音)
の影響が特にタワーマンション上階ほど生じることとなります。
いままでは、地上の騒音が届かない、清閑な生活環境がメリットとなっていたタワーマンション上階住戸が逆に、騒音などの影響を受けることに。
実は、この「新飛行経路」に関する話は「2015年頃」からスタートしています。
ですから、2016年以降に新飛行経路に該当する場所にて新設された高層マンションは、最初から上記課題を抱えていたわけです。
私からすると・・仕事を通じて「なんで、このエリアの高層マンションをわざわざ購入するの?」と思うことも度々あったのですが、不動産担当者から、新飛行ルートの話など聞かされていなかったのかもしれませんね。
住宅を購入したり、新地に引っ越しを検討する時には
・多角的な視点からその土地の特性(生活環境、自然環境、自然現象の影響など)を把握することが大切
だということ。
単に、表面的な「家の素晴らしさ」「利便性」などのみで判断してしまうことは、とても危険だということです。