「北海道北部」「福島沖」の中規模地震を検証【2019年12月12日】本日の地震活動傾向
昨日も関東南部では、雲の多い一日となりました。北と南にそれぞれ低気圧が発生。全国的に低気圧環境となったのは、少々想定外の状況。
昨日は地震活動が抑制されることはなく、表面化傾向に転じるのでは・・と思っていたわけですが、結果はまったくの逆に。昨日夕方頃までは、強い抑制力が生じ、地震活動の抑制傾向が続きました。
ただ、「気象環境の変化」と共に地震活動状況も大きく変化してきています。
目次
本日2019年12月12日の地震活動傾向!
本日2019年12月12日は己亥年の「友引」。そして「わんにゃんの日」なんだそうです。そんな本日の地震活動傾向を見ていきたいと思います。
昨日(11日)の地震活動状況
昨日午前中に低気圧が発生。特に日本列島南岸沿いを進行した低気圧の影響にて、「地震抑制力」がもたらされる環境となりました。
「午前中から夕方頃」までは、地震発生数はさらに減少傾向にて推移することに。
ただ、「夕方以降」になると南外沿いの低気圧が関東沖を通過。低気圧の通過に伴い急速に自然環境が変化することとなりました。
と同時に、ここ数日(三日間)抑制されていた地震活動が表面化へと転じる流れとなっています。
*12月12日01時09分 宗谷地方北部 M4.4 震度5弱
*12月11日18時39分 福島県沖 M5.2 震度3
自然環境変化と共に上記のような中規模地震が発生しています。
「 宗谷地方北部 M4.4 」の検証・見解
「 宗谷地方北部 M4.4 」は北海道北部の内陸にて発生した断層型地震です。地震活動としては、わりと珍しい場所での地震と言えます。
発達した低気圧の中心部が丁度、北海道北部上空を通過。その時生じた「強い気圧変動」の影響にて誘発されてきた断層型地震と判断しています。
浅部での地震活動でしたので、局地的には「震度5弱」と本格的な揺れを感じた地域もありますが、基本的には「M4.4」と標準以下の中規模地震。今後への影響力は少ないものと考えています。
ただ、影響力は少なくても、”気圧変動”にて断層破壊が生じたということは、北海道北部周辺にて、地殻内の圧力バランスに変化が生じているということ。
もしかしたら、「地殻内の歪(地震エネルギー)」が大きくなっているエリアも存在している可能性があります。
そうだとすると、今後一週間以内を目安に、周辺エリアてに中規模以上の地震が誘発されてくる可能性があることに。
現時点では、まだ情報が少なく、検証はこれから行う予定。本日の推移を観察の上、状況を見極めていければと思います。
「福島県沖 M5.2」の検証・見解
「福島県沖 M5.2」は低気圧の通過に伴う「自然環境変化」と通過時の「気圧変動」の影響にて誘発されてきた地震活動と判断しています。
太平洋プレートの上境界面周辺で生じたプレート境界型地震となります。
先週から「太平洋プレートの動き」が促進されており、プレートのズレ動きの拡大有無に関して、重点的に注視・観察してきている状況です。
ただ、「福島県沖 M5.2」は、そんなプレートのズレ動き拡大を示唆するような出来事ではないものと考えています。
ここ数日間(三日間)ほど、抑制力が生じる環境となり、プレート動きもその影響を受ける形となっている中、”抑制力”が消滅したことで、その反動として、表れてきた地震活動と捉えています。
それゆえに、今後への影響はあるものと考えています。
と同時に、周辺地域にて太平洋プレートの動きが再び促進される可能性があり、新たな地震活動(中規模以上)が誘発されてくる可能性も考えられます。
いずれにしても、今後五日間程度は、「福島沖を中心とした円形範囲」にて、太平洋プレートの動きによる地震活動(中規模以上)に注視が必要なものと推測いたします。
ちなみに、当該地震はメルマガ上にて経過観察していた地震予測に対応する地震と判断しています。
*「茨城南部」を中心とした円形範囲
(相模トラフ周辺、福島沖を含む距離感)
*M4.7~M6.3程度
*7日~13日
↓
■対応地震の発生
*12月11日18時39分 福島県沖 M5.2 震度3
本日(2019年12月12日)の地震活動傾向
ここ数日間(三日間)、地震抑制力が存在していた「関東周辺」も今朝は抑制力が消滅。自然環境が大きく変化しています。
「北海道周辺」の低気圧の影響を受けるエリアは残りますが、基本的に昨日と比較して、気象環境・自然エネルギー環境が変化する日となる見込み。
必然的に、本日こそは全国的に地震活動が表面化傾向&増加傾向となるものと考えています。
要点だけを示すと、本日注視対象となるのが下記要素です。(詳細はレジまぐ版メルマガにて配信)
*抑制力を受けていた地震活動の反動の表面化
*「鹿児島県周辺」でのマグマ活動の促進の影響(火山活動・地震活動)
*突発的な内陸断層型地震の表面化(増加)
前回記事にて、「マグマ活動の促進」を想定していたわけですが、低気圧の影響が早々に無くなったことこともあり、昨日「桜島(鹿児島県)」にて噴火が発生することとなりました。
ただ、気象環境変化の影響が遅れる「マグマ活動」は促進。桜島にて噴火活動が発生しています。
— ポッポ体感地震予測日記|地震研究25年の建築士 (@poppojishin) December 11, 2019
桜島の噴火は「変化」ではなく、「継続的」な動きの一環。特別視するような要素は見られていません。#噴火 #桜島 https://t.co/FTPF05MnKr
本日は、さらに「鹿児島県周辺」にてマグマ活動が促進されるものと推測されます。
「桜島」以外の霧島火山帯の火山においても、火山活動の変化が生じてくる可能性があるかと。そんな火山活動の変化と共にマグマ活動に関連した地震活動の動向にも注視しておきたいと思います。
地震前兆の有無
昨日から今朝にかけて地震前兆と思える要素は感じられていません。本日は地震活動に変化が生じる日となるものと推察。
本日、複数の地震前兆が表面化してくる可能性も高いので、推移を観察・前兆有無の見極めができればと思っています。
わんにゃんの日
本日は「わんにゃんの日」です。”12月12日”の数字との語呂合わせで設定された記念日となります。
近年、ペット(犬・猫)と家族同然に過ごしている方が増えています。
そこで大切な問題となるのが、「ペットの防災対策」。ペット(犬・猫など)と過ごしている方にとって、地震などの自然災害時のペット対応はとても重要な要素となるもの。
あなたは、「防災計画」の中に、きちんと「ペットの防災計画」も含めていますか?
基本的に、災害発生時、屋内避難所の大半は「ペット同伴不可」となっています。様々な問題(動物アレルギー、鳴き声など)がありますので、今後も避難所屋内に、ペットを同伴・避難はできないことを前提と考えておく必要がありそうです。
いずれにしても、地域地区・避難所によって、「ペット対応」が異なりますので、事前に居住地域の避難所のペット対応状況をしっかり確認しておくことは必須となります。
そうなったときに、考慮しておかなければいけないのが、「ペットの避難のさせ方」と「ペットの避難場所の確保」です。
・大型犬
・小型犬、猫など
にて対応は大きく異なることに。
「小型犬・猫など」の場合は、避難時のペット居住空間となり得る「ペット・キャリーケース」が必須となります。
また、基本的に避難所での備蓄品には、「ペット用の食べ物」は備えていないケースが多いもの。(避難物資として、避難所に届けられる形となります。)
ゆえに、「ペット用の非常食」を非常時に持ち出し可能な形でストック・準備しておくことも、とても大切な要素となります。
近年、ドライ型のペットフードとして、無添加・グルテンフリーの「ヒューマングレードのペットフード」が人気となっています。ヒューマングレードとは、ペットだけでなく、人も食すことができる品質のペットフードであることを意味しています。
ドライ・ペットフードなら、「約一年」は十分保存が可能ですからね。ペットだけでなく、人も食することが可能なことを考えると、防災非常食として効率的なアイテムとなりそうです。
ドライフードだけではなく、生ペットフード(ミートフード)の中にも、「 ブッチ 」のようなヒューマングレードのアイテムが作られるようになっており、人気も高まっているとのこと。
ペットの防災計画・準備も可能な限り良き環境にて整えておきたいものですよね。