「茨城県南部 M4.7」の発生状況及びその後の余波経過報告【2019年12月4日】本日の地震活動傾向
昨日、関東周辺にて”揺れ”を感じる中規模地震(茨城県南部 M4.7)が発生しています。本日は、この地震に関する検証を中心にお届けしたいと思います。
目次
本日2019年12月4日の地震活動傾向!
本日2019年12月4日は己亥年の「赤口」。そして「血清療法の日」なんだそうです。そんな本日の地震活動傾向を見ていきたいと思います。
昨日(3日)の地震活動状況
昨日は天候回復・気象環境変化に伴い、予定通りに地震活動は表面化傾向にて推移することとなりました。
下記のように複数の中規模地震が発生しています。
*12月4日01時22分 奄美大島近海 M4.1 震度1
*12月3日10時18分 茨城県南部 M4.7 震度4
*12月3日08時25分 岩手県沖 M4.4 震度3
先ほどの地震は「30日の地震前兆体感」に応じた地震。経過観察中の地震予測に対応した地震と判断しています。
— ポッポ体感地震予測日記|地震研究25年の建築士 (@poppojishin) December 3, 2019
*茨城県・千葉県・福島県周辺(内陸部)
*M4.5~M5.8程度
*30日~12月5日まで
↓
■対応地震の発生
*12月3日10時18分 茨城県南部 M4.7 震度4#地震予測結果
ツイッターでも報告させていただきましたが、「茨城県南部 M4.7」は 「30日の地震前兆体感」に応じた地震活動と 判断いたしました。
体感的にも明瞭&強め感覚でしたので、「茨城県南部周辺」でのこの規模(M4.7)の地震なら納得できる状況です。
上記中規模地震は、太平洋プレートの動きに関連して誘発された地震活動と推察。「第五プレート(関東フレグメント)上境界面周辺にて生じたプレート型地震」と判断しています。
そこまでの経緯(2日~3日)にて、「房総半島南部沖~群馬県周辺のライン上の同じ深度域」にて地震活動が複数発生していました。(このことは、昨日の記事にて説明済)
*太平洋プレートのズレ動き
が生じているものと判断。その後に、中規模以上の地震活動へと繋がっていく可能性に注視していたわけですが、早々に中規模地震(茨城県南部 M4.7)に繋がる形となったわけです。
ただ、ひとつポイントとなるのが
「房総半島南部沖~群馬県周辺のライン上」 にて多数発生していた地震は、「太平洋プレートの上境界面周辺」での出来事。
対して、昨日の「茨城県南部 M4.7」は「 第五プレート(関東フレグメント)上境界面周辺 」で生じた地震活動となっています。
ゆえに、太平洋プレートのズレ動き範囲が拡大・移動したわけではなく、あくまでも連続的な地震活動の影響(揺れなど)によって、第五プレートが揺さぶられ、その結果、中規模地震が誘発されてきた・・・こんな仕組み・流れだったものと判断しています。
*太平洋プレートのズレ動きが拡大・移動したかどうか
は、とても大きなポイントとなるもの。
現時点では、”ズレ動きの拡大・移動”は見られていませんので、好ましき状況と考えています。
本日(2019年12月4日)の地震活動傾向
本日は「北陸~東北日本海側」では、雨の天気に。その他地域では、晴れが継続する気象環境となる見込みです。
高気圧環境下とはなっておらず、今朝の時点で地震誘発要因も見当たりませんので、基本的に本日も全体的な地震活動傾向としては、大きな変動はないものと推察しています。
ただし、先ほどお話した
*「茨城県南部 M4.7」の余波
*太平洋プレートのズレ動きの拡大有無
に関しては、本日も要注意対象となります。
「茨城県南部 M4.7」の余波 に関しては、すでに下記のような有感地震(小規模)が誘発されてきていますが、現時点でまだ、大きな影響には至っていない状況。
*12月3日20時02分 千葉県北西部 M3.8 震度2
関東直下では、複数のプレート(太平洋プレート、第五プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート)が入り乱れている地殻構成となっているため、様々な場所にて、影響が生じてくる可能性が存在しています。
ゆえに、今後数日間は、地震前兆の有無に関わらず、関東周辺にて”揺れる程度”の中規模地震が表面化してくる可能性はあるものと考えておいていただければと思います。
問題は、やはり
* 太平洋プレートのズレ動きの拡大有無
ということに。
現時点での具体的な見解は、レジまぐ版メルマガにて記していますが、まずは、とにかく、プレートのズレ動き範囲が拡大していくかどうかをしっかりと観察しておきたいと思います。
プレート動向の違いによって、今後の見通しも変化していくこととなりますので。
また、基本的に現在、太平洋プレートの動きが促進されていますので、「関東周辺」以外の太平洋プレートに関連したエリアでも地震活動が表面化傾向となっていくものと考えられます。
*茨城沖~北海道東部沖周辺
の広い範囲で、地震活動が表面化することに。
海洋部にて、揺れる程度の中規模地震が複数表面化してくる可能性も念頭にしておいていただければと思います。
中央構造線周辺の動向
昨日から今朝にかけて「中央構造線周辺」での地震活動動向には、特に変化は見られていません。
ただ、微小地震は増加傾向にて推移。本日中には自然エネルギーの移行が完了して、今後「金陰エネルギー」が増加する環境となっていくことから、本日以降の変化・変動の有無に要注視となるものと考えています。
地震前兆の有無
昨日から今朝にかけて、新たな地震前兆と思える要素は感じられていません。体感的にも特別取り上げるべきものはありませんでした。
お知らせ
本日午前中(11時頃)に、「12月の地震活動傾向&特性・今月の地震注意期間」を記した特別版メルマガを配信予定です。
気になります方は、事前に下記より購読申込(有料)をしていただければと思います。
防災準備の基本
12月となると、徐々に本格的な冬季節へと変化していくこととなります。
「防災準備品の見直し」は済んでいますでしょうか?
防災準備の基本として、最も大切な要素が
*「地震」に特化してしまうことなく、住んでいる生活環境に応じて、可能性のあるすべての自然災害を念頭にした防災準備を整えておくこと。
*少なくとも、「年2回」は季節に応じて、防災準備品の内容を入れ替えること。
です。
上記いずれかが欠けてしまうと、防災準備品が上手く機能しない(役立たない)こととなってしまいます。
これからの季節に応じた注意対象要素となるのは下記です。
*火災
*大雪
*凍結(路面、水道管など)
*寒さ
*静電気&電子機器のトラブル
上記も対象に含めた、防災準備を整えるようにしていただければと思います。
金エネルギー年の冬季節は、水エネルギーが流入したときに極端に「寒く」なりやすく「豪雪」ともなりやすい傾向があります。
そういう意味で、例えば、戸建て住宅に住んでいるなら
上記のような「融雪剤」はストック必須。玄関前などに、撒いておいて、降雪時に凍結を防止するのに必需品となります。
また、路面凍結した時に、「滑りにくい靴」を購入しておくのも良いのですが、普段利用している革靴・スニーカーなどにも、装着利用できる上記のような「スクースパイク(滑り止めアイテム)」を常備しといた方が、効果的かと。
¥1,000円程度で購入できる商品ですし、いろんな靴で利用できるのが、なんといっても利便性が高いかと。
朝凍結しているとき着用して、日中は外して利用することができますからね。