本日2019年5月13日の地震活動傾向!「日向灘 M6.3」の余波が表面化
先週末に発生した「日向灘 M6.3」の余波が早速、様々な形で表面化しつつあります。
*「日向灘 M6.3」のその後の影響
を中心にお伝えしたいと思います。
目次
本日2019年5月13日の地震活動傾向!
本日2019年5月13日は、己亥年の「赤口」です。そんな本日の地震活動傾向を見ていきたいと思います。
昨日(11日)の地震活動状況
既報のとおり、先週末10日に宮崎県内にて”震度5弱”を観測する中規模地震(日向灘 M6.3)が発生しています。
フィリピン海プレート上境界面周辺にて発生したプレート境界型地震。その後の推移を観察する中、どうやらフィリピン海プレートに目立った変動は生じていないようです。
となると、残る注意要素となるのが
*揺れの影響
*地震エネルギーの伝達による影響
です。
まずは、「地震エネルギーの伝達」による影響が表面化しています。
「日向灘 M6.3」の震源域から北北東方向の大分県沖(豊後水道)周辺にて、下記のような中規模地震が誘発されてきました。
*5月12日15時07分 豊後水道 M4.3 震度3
*5月11日08時59分 豊後水道 M4.9 震度4
ちなみに、レジまぐ版メルマガ上では、誘発地震の可能性として、地震予測を示す形で推移観察。上記地震は予測に対応する地震となっています。
*大分沖周辺(伊予灘・豊後水道)
*M4.5~M6.8程度
*11日~15日まで
↓
■対応地震の発生
*5月12日15時07分 豊後水道 M4.4 震度3
*5月11日08時59分 豊後水道 M4.9 震度4
この地震に関して、特に気になる要素は見当たりません。
ただ、地震エネルギーの伝達が影響を及ぼしてきたことから、今後も詩人エネルギーが伝達されたと推測されるエリアにて、地震活動が誘発されてくる可能性が考えられます。
引き続き、推移をしっかりと観察しておきたいと思います。(上記地震予測も継続観察としています。)
次に「揺れ」の影響として、火山活動に変化が現れてきました。
現時点で気象庁から正式な噴火発生報告には至っていませんが、昨日、「阿蘇山」にて小規模な噴火活動が生じています。
*5月12日10時46分 阿蘇山 噴火活動(小規模な噴煙)
今日5月12日10:46の阿蘇山の噴火。気象庁監視カメラ
— 上川瀬名 (@Yokohama_Geo) 2019年5月12日
Mount Aso (Aso-san), May 12, 2019 pic.twitter.com/ZDRBhFu3bj
気象庁のライブカメラにて、その状況が確認されています。
まあ、あくまでも小規模な噴気・噴煙が確認された程度の状況。現時点では、特別視する必要はない状況です。
ただ、今後さらなる噴火活動へとつながっていく可能性は十分考えられますからね。引き続き、注視が必要と考えています。
ちなみに、「阿蘇山の噴火の可能性」もメルマガ上にて、「火山予測(噴火予測)」を掲示。予測に対応する動きが表面化してきたこととなります。
*桜島・霧島連山・阿蘇山
*噴火活動
*11日~25日(二週間)
↓
■対応噴火活動の発生
*5月12日10時46分 阿蘇山 噴火活動(小規模な噴煙)
また、鹿児島県・宮崎県の「霧島連山(新燃岳)」にて、10日以降、火山性地震活動が観測されています。
こちらも、「日向灘 M6.3」の影響として、想定していた動きのひとつ。噴火の可能性を念頭に、継続観察が必要なものと考えています。
本日(2019年5月13日)の地震活動傾向
今日も全国的に高気圧環境下となるもよう。やや地震が表面化しやすい気象環境が継続する形となりそうです。
ただ、今朝の時点で地震誘発要因は見当たりませんので、本日も地震活動に大きな変化・変動はないものと考えています。
先週末に夏日・真夏日となった地域も多く、そんな自然環境の余波にて、内陸部での地震活動(微小・小規模地震)が表面化傾向となるものと推測しています。
また、太平洋プレートの動きも再び促進されてきていることから、時間差があったのちに、地震活動へとつながっていくものと考えています。
今日の時点で、注視対象となるのが
・九州周辺での地震活動(誘発地震活動)
・マグマ活動の促進と火山活動の表面化
・マグマ活動に関連した地震活動
です。
「日向灘 M6.3」の余震活動は、ほぼ収束していますので、余波(誘発地震活動、噴火活動)に注視で。
地震前兆の有無
昨日から今朝にかけて、地震前兆と思える要素は感じられていません。体感的にも特別取りあげるべき要素はありません。