本日2018年7月12日の地震活動傾向!梅雨前線の影響範囲が拡大。
大きな水害を受けた地域では、雨が止んで二日目を迎えることとなります。
今回は広範囲にて「大雨」が続きましたので、「土砂崩れ」「土石流」の危険はまだ続くこととなります。
「土砂崩れ」に関しては、地表面付近が強い日差して急速に熱せられることで「乾燥」したとしても、地中には、まだ大量の水分が保持されている状況。「地表面付近」と「地中」の状態格差が大きくなることで、「土砂崩れ」が生じて来る可能性があるからです。
「土石流」に関しても、「河川上流部での土石流出」に注意が必要なタイミングとなります。
「ダム」「砂防ダム」「土砂流入によるせき止めダム」などに、大量の水及び土石物が存在している可能性が高い状況。
時間差があってから、それらの「せき止められていた大量の水・土石物」が一気に流出して、土石流が生じる可能性があるからです。
- 土砂崩れ
- 土石流
は本日を含め、まだ数日間は要注意で。
目次
本日2018年7月12日の地震活動傾向!
昨日(11日)の地震活動状況
一昨日、中規模地震が複数表面化してくる流れとなったことから、昨日もその傾向が継続するのでは・・・と考えていたわけですが、実際には有感地震発生数が減少することとなりました。
もちろん、地震活動自体は活発な状態で、活力を有しているのですが、目立った地震活動は表面化し来ることは無く、推移しています。
これは、主に「梅雨前線の蛇行&南下」による影響と推察しています。
昨日、高気圧が移動してきたことによって、梅雨前線が蛇行。北海道周辺に位置していた低気圧も東海上へと移動していったことから、「東北北部・北海道周辺」では、梅雨前線の影響が無くなり、代わって、「能登半島周辺・甲信越・関東周辺」に梅雨前線が位置するようになりました。
梅雨前線の影響範囲が変化したことから、「抑制力」が生じたエリアも拡大したものと考えています。
取り上げるべき地震活動はありませんが、地震活動が活発だった地域としては下記があげられます。
- 房総半島を中心とした円形範囲
- 茨城沖~岩手沖周辺
本日(2018年7月12日)の地震活動傾向
今朝も梅雨前線が日本列島中央部(能登半島周辺・甲信越・関東周辺)に位置している状況です。
ゆえに、本日は下記3エリアにて、それぞれ自然環境が異なることに。
- 東北北部・北海道周辺
- 能登半島周辺・甲信越・関東周辺
- 西日本・九州周辺
「東北北部・北海道周辺」
いままで、梅雨前線の影響を受けていたものが、無くなっていますので、その「反動」が表面化してくる可能性があります。
「抑制されていた地震活動」が存在していたなら、早々に表面化してくることに。状況によっては、「反動」を伴うケースも考えられますので、少々揺れをしっかりと感じられる中規模地震が表面化してくる可能性に注視しておきたいと思います。
「能登半島周辺・甲信越・関東周辺」
今朝は梅雨前線の影響下となっています。地震が表面化しくにい気象環境に。
それでも地震活動自体は活発な状況ですので、適度な地震エネルギーの発散は行われていくものと推察しています。ただ、本日も地震活動に大きな変化は無いかと。
「西日本・九州周辺」
梅雨前線の影響は無く、本日も火エネルギーが増加傾向の自然環境となりそうです。
まだ、ここまでの「大雨」の影響が残る環境ですので、「自然の仕組み的」には、まだ、地震活動が表面化傾向とはなりにくい状況と考えられます。(水エネルギーが多く残存していますので。)
ただ、火エネルギー増大の影響として、まずは「マグマ活動」が促進されてくるものと推測。マグマ活動に関連した地震活動が増加&表面化傾向となってくるのではないかと考えています。
そういう意味では
- 熊本県・長崎県周辺
- 鹿児島県・鹿児島沖・宮崎沖周辺
にて、地震活動が表面化傾向と転じて来ることを念頭に、まずは推移を観察しておきたいと思います。
地震前兆の有無
昨日から今朝にかけて新たに地震前兆と思える要素は感じられていません。
体感的にも特別取り上げるべき要素はありません。