寒さ感じる季節の地震対策(心構え)!意識替えの季節がやってきました。
今年(2017年)は、土エネルギー年。”寒暖”など季節のメリハリがわりとはっきりと表れる自然環境となっています。
この傾向は、当然、これからの”秋の深まり””冬の訪れ”においても、表れてくるものと考えています。
目次
寒さを感じる季節に向けて、地震に対する意識も変化させましょう。
これから、秋の深まりと共に、”寒さ”を感じる日が多くなっていきます。
自然界においても、木々の紅葉&落葉が進み、動物・昆虫たちも活動範囲を狭めて、徐々に冬支度を行なわれていくことに。今年は寒暖の繰り返しと共に、秋が深まることとなりそうです。
11月は、そんな”寒さ”が優位となる季節。地震活動に関する防災意識なども衣替えが必要な時期となりました。
防災準備品の冬支度。
まずは、なんといっても、「防災準備品の冬支度」が必要となります。
基本的に、「防災準備」には、「自宅での生活トラブルへの準備」と「避難生活時の準備」の2要素があります。
”自宅での生活トラブル”とは、地震災害だけではなく、様々な自然現象や人的トラブル(停電など)を想定。主に「インフラ設備(電気・ガス・給排水・通信)の遮断」が生じた時に、必要となる要素を準備することとなります。
そして、もうひとつの「避難生活時の準備」とは、自宅を離れて一定期間、地域避難所などで生活することを前提とした、準備となります。
この2つの要素共に、重要なのは”季節に応じた対応をする”こと。もちろん共通した要素が多く存在していますが、”夏の防災準備”と”冬の防災準備”をきちんと意識しておくことが大切なポイントとなるものです。
具体的な”季節に応じた防災準備”内容は、地域によっても異なるもの。(北海道と沖縄では、同じ季節であっても、気候が大きく異なるものですからね。)居住地の自然環境(生活環境)を考慮しつつ、必要要素をピックアップするように心がけていただければと思います。
地震の”揺れ”の感じ方変化を意識しておきましょう!
同じ地震活動であっても、季節によって、意識しておくべきポイントが変化するものです。
そんな意識要素のひとつが”揺れの感じ方”。
気温の高い夏季節と寒さ厳しい冬季節とでは、”揺れの感じ方”が大きく変化する傾向があります。
同じ震度であったとしても、夏季節では、どちらかというと揺れ幅が大きく、”ぐ~らぐ~ら”といった感じて揺れを感じやす傾向が。
逆に冬季節においては、”ガタガタガタ””ガツッ”といった感じで揺れを感じる傾向があるんですね。
この”揺れの感覚”に対して、感じ方は人それぞれかと思いますが・・。夏季節では、小さ目の中規模地震(M4~M4.5程度)であっても、「もしかしたら、大き目の地震なんじゃないか??」といったような不安を感じやすく。
冬季節においては、小規模地震(M3~M4程度)であっても、「激しい地震」と感じやすい傾向があるんてすよね。
言い換えると、これからの寒さを感じる冬季節では、”地震の揺れに怖さを感じやすい”のです。
こんな地震の揺れに対する感じ方の違いがあることを意識しておくことも、地震に対する心の準備として、とても大切な要素だったりします。
これからの季節(秋・冬)、「揺れが激しく感じやすい」ということを認識していれば、”ガタガタガタ”と激しい地震と感じても、「小規模地震なのかもしれない」「思ったほど地震規模は無いものだ」と思え、”怖さの度合い”が違ってくるものです。
不要な焦りを感じることなく、少しでもパニックにもならずに済むのは大きな違いです。ぜひ、地震に関する”意識替え”も行っていただければと思います。