地震発生数は減少傾向に!【2020年8月26日】本日の地震活動傾向
今日も熱中症に注意の暑さとなりそうです。ただ太平洋側にて午後以降は少々曇り空へと変化していく予報となっています。
反面、九州周辺などでは台風8号の直接的な影響が生じる可能性も。突然の豪雨も念頭にしておく必要がありそうです。
目次
本日2020年8月26日の地震活動傾向!
本日2020年8月26日は庚子年の「友引」、そして「マサーテレサの日」なんだそうです。そんな本日の地震活動傾向を見ていきたいと思います。
昨日(25日)の地震活動状況
昨日も想定通り、地震活動に変化はなく推移しています。地震発生数も少な目。特に気になる動きもありませんでした。
唯一、中規模地震となったのが下記の大深発系地震です。
*8月25日23時23分 駿河湾北部 M4.3
地震規模も小さく、深部での動きですので直接的な影響はなく、もちろん今後への影響などもないものと判断しています。
有感地震も少なく、安定した地震活動状況となっています。
本日(2020年8月26日)の地震活動傾向
※上記「赤丸エリア」が本日地震活動が促進・活発化。主なる観察対象エリアとなります。
台風8号の影響範囲(九州周辺など)を除いて、本日も安定的な自然環境が続く見込みです。
今朝の時点で地震誘発要因は見当たらず。本日も地震活動に大きな変化はないものと考えます。地震のことはあまり気にすることなく過ごしておきたい一日に。
「太平洋プレートの変動(先週)」があったことを考えると、本来はもう少し太平洋プレート関連エリアにて中規模地震が表面化してくれたほうが良いのですが、残念ながら今週ここまでは、地震エネルギーの発散は少な目。
地震エネルギーが蓄積されているものと考えています。
自然環境の変動が生じたときに、地震が誘発されてくる・・・そんな流れとなるものと推測しています。
地震前兆の有無
昨日から今朝にかけて地震前兆と思える要素は感じられていません。体感的にも特別取り上げるべき要素はありませんでした。
雑談:地震予知・予言
今は地震活動が安定している状況ということもありますので、今日は少々雑談をしてみたいと思います。
日本という国(地域)は世界的に見て”地震大国”と言えるほど、地震が身近で多く発生している地域です。それゆえに、日本人の多くが「地震」に対する興味・関心が高い傾向に。
その結果として他国と比較して日本では「大地震に関する予知予言」が多く存在しています。
私自身は、基本的にそのような地震予知・予言情報を意識的に遠ざけるようにしています。地震予測・検証の邪魔にしかならないからなんですね。(苦笑)
最近はほとんどありませんが、昔は度々「●●といった大地震予測があるのですが、どう思いますか?」などといったご質問をいただくことが多々ありましたが、それらの情報の大半(95%以上)がまったく参考ともならない内容ばかりなのが実情。
見知らぬ他者(予言者)をいちいち批判することとなってしまうのも嫌なので、原則、そのようなご質問にはお答えしないようにしています。(きりがありませんので)
参考として一つ予知・予言情報の見極めポイントをお話しておくと。
*「南海トラフ地震」「首都直下大地震」に言及した予知・予言は100%参考にならない話
と考えていただければと思います。
昭和の時代、東北地方太平洋沖地震(2011年)以前までは、主に「東海地震」が予言として取り上げられていました。ご存知のように、いまだに東海地震は発生していません。
しかし大規模地震が発生していないわけではありません。「M9規模」の 東北地方太平洋沖地震を筆頭に 「M7以上」の大規模地震が複数発生しています。
そう・・・。「東海地震」 「南海トラフ地震」「首都直下大地震」 に言及した予知・予言は予知能力など無い人が語っている情報ということ。その方が知識として知っている言葉(南海トラフ地震など)を用いて、組み立てた想像の産物だとうことです。
本当に予知能力がある人が大地震の予知をしたのであれば、 「東海地震」 「南海トラフ地震」「首都直下大地震」 などではない、まずはまったく別の地域での地震を予知することになるはずなのです。
近年だけをみても
*熊本地震(2016年)
*胆振地方中東部(2018年)
といった震度7を観測する地震が発生しています。
予知能力を使ったとすれば、まずは上記のような地震が取り上げられなければいけないはずです。
「東海地震」 「南海トラフ地震」「首都直下大地震」 の予知・予言情報は原則無視しておくといいかと。