【2019年9月18日】体感地震予測※前線の影響下&地震活動は減少傾向に?
千葉県での停電復旧工事が進められています。今朝の時点で「約4.9万軒」がいまだに停電継続中。
関東周辺では天気が下り坂となっていますが、なんとか復旧工事の妨げにならない程度に・・・荒天とはならずに推移してくれればと思っています。
目次
本日2019年9月18日の地震活動傾向!
本日2019年9月18日は己亥年の「先負」。そして毎月18日が「防犯の日」となっています。そんな本日の地震活動傾向を見ていきたいと思います。
昨日(17日)の地震活動状況
昨日も地震活動に大きな変化はなし。目立った動き(中規模地震)などもありませんでした。
全国的に適度な地震エネルギーの発散が継続されている状況です。
昨日夕方以降は、やや地震活動が低調となってきており、地震発生数は減少傾向となりつつあります。
特に気になる要素もありませんでした。
本日(2019年9月18日)の地震活動傾向
本日は「東日本・北日本」にて天気が下り坂に。雨・雨模様の天気となりそうです。
「東日本」では、安定した「火エネルギー環境」が継続する見込み。本日も適度な地震エネルギーの発散が行われていくものと考えています。
「東日本・北日本」 では、「水エネルギー」が増す自然環境となるものと推測。地震活動がやや表面化しにくい環境に。
地震発生数は減少傾向にて推移するのではと推測しています。
本日も地震活動に大きな変化・変動はないかと。基本的にあまり地震のことは気にすることなく過ごせる一日となりそうです。
地震前兆の有無
昨日から今朝にかけて新たな地震前兆などを感じることはありませんでした。体感的にも特別取り上げるべきものはありません。
無電柱化のメリット・デメリット
「台風15号」による大規模停電の余波がまだ残っています。
今回、沢山の電柱や高圧鉄塔などが倒れたことで停電が引き起こされたことから、SNSなどでは
*なんで無電柱化しないの?
といった声が散見されています。
そんな声を発している人々の多くが「電柱+架線」よりも「電気配線を地下に埋設」した方が、「停電しにくい」「停電しても復旧させやすい」と思っているようなのですが・・・。
実は、そんな単純な話とはならないのです。
「無電柱化」といっても、単純に電線を地中に埋設しただけだと、逆に大きなデメリットとして
*「電線」が劣化したときの修復工事が大変になる(労力・費用ともに)
*電線からの「漏電」が発生しても、その場所の特定がとても難しくなる
*「電線」の定期的な状態チェックができなくなる
など「電柱+架線」よりも「定期メンテナンス」「停電時の修復対応」が困難となってしまうのです。
「電柱+架線」方式の場合は、確かに”台風・強風”による被害が生じやすいのがデメリットとなりますが
反面、メリットとして
*電線の定期メンテナンスがしやすい
*電線の損傷個所が見つけやすい
*電線損傷の修復がしやすい
などがあげられます。
今回のケースでは、停電復旧に時間を要していますが、基本的には、「単純な地中埋設」よりも「 電柱+架線方式」の方が停電の復旧工事が行いやすいのです。
最善なのが「共同溝+電線地中化」方式
「無電柱化」を実現させるための、最善の対策(方式)となるのが
*共同溝+電線の地中化方式
となります。
”共同溝”とは、どんなものなのか・・詳しいイメージ・内容はこちら(共同溝とは?|国土交通省)をご参照いただければと思います。
簡単に言うと、インフラ設備用の地中トンネルを作って、その中に電線を設置する方法となります。
「電線」以外にも
・水道管
・電話線
など、他のインフラ設備も共同溝の中に一緒に設置するのが理想的な形となります。
※上記写真は共同溝を作るための共同溝ブロック(パーツ)
このような「共同溝+電線地中化」方式であれば、定期的なメンテナンスも行えて、しかも、何かトラブルが生じたときに復旧工事も効率的に行えます。
「共同溝+電線地中化」方式のデメリット
「共同溝+電線地中化」方式が理想的な配電方法なのは間違いないのですが・・・。
国土の大半が「山林地」で平野の少ない日本において・・ちょっと想像してみていただければわかると思いますが・・。
トンネルのような大きな「共同溝」を全国的に設置することができると思いますか?
”千葉での大規模停電”でもそうですが、停電の復旧に時間がかかるのは、木々が多く、起伏のある「丘陵・山林地の住宅エリア」です。
そのような環境下では、正直「共同溝」の設置はかなり困難なものに。(特に費用面で)
「共同溝+電線地中化」方式 の最大のデメリット(課題)となっているのが
*膨大な工事費用(共同溝をつくるための費用)
です。
国土交通省による試算にて、無電柱化(共同溝)するための費用は
*3億5000万円/1キロメートル当たり
となっています。
実際には「変圧器」などが必要となりますので、それらの要素も含めると
*5億3000万円 /1キロメートル当たり
が目安となります。
他にも「無電柱化(共同溝)」のデメリット(課題)となるのが下記要素です。
*地中には、すでに様々なインフラ設備(ガス管、水道管、下水管など)が埋設されており、電線を埋設するためのスペースがない。
↓
*結果として、他のインフラ設備も含めて共同溝内へ設置する必要が生じる(コスト大)
*台風・強風による被害はなくなる代わりに、「浸水」による被害リスクが生じる
度々、諸外国と比較して日本の「無電柱化」が進んでいないことが取り上げられるのですが、「自然環境(国土)」の条件が大きく異なっていますので、単純に諸外国の都市と比較はできないものと思っています。
ただ
共同溝方式の無電柱化は、理想的な仕組みですので、可能なエリアがあったときに、少しずつでも無電柱化が進められていけばと期待しています。