本日2019年3月11日の地震活動傾向!福島沖での地震の余波は?
今日で東日本大震災から丁度8年目を迎えることとなります。
8年という年月が経過するとともに、市街地・住宅地が復興。以前と同じといわけにはいかなくとも、通常の生活が営めるようになった地域も多くなってきています。
ただ、わすれてはいけないのが、まだまだ災害による影響渦中の方が多数存在しているということです。
目次
2011年3月11日の東日本大震災の足跡。
東日本大震災は、2つの自然災害(津波災害と地震災害)と1つの人災(福島原発事故)にて構成されています。
最も災害としての影響力が高かったのが「津波(自然災害)」と「原発事故(人災)」。
”津波災害”は、時間経過と共に着実に復旧が進んでいます。市街地・住宅地の復旧が進んでいるのも、津波災害によるもの。
対して、”原発事故(人災)”は、正直8年もの月日が経過したのにも関わらず、復旧は進まず、災害の足跡がまだくっきりと残されている状況なんですよね。
足跡どころか‥未だに放射性物質が放出・漏洩され続けているのが実状ですからね。
”自然災害”は着実に復旧していくことができるものの、”人災”の中には復旧困難な出来事が存在していることをあらためて感じさせてくれます。
日本は、広島・長崎にて「原子力爆弾」の被害を受け、2011年には「原発事故」の被害を受けています。原子力の恐ろしさを最も理解しているはずなのですが・・・。
いまだに
- 原子力発電が必要
- 原子力開発を進めるべき
と考えている人が少なくないことには、正直・・・驚き・・不思議でならないのです。
原子力に頼る必要など、まったく無いのに、何故??原子力を欲するのでしょうか・・・。
私にとっては、大地震や大津波よりも、そんな”人(の心)”の方が恐怖の対象と感じてしまいます。
本日2019年3月11日の地震活動傾向!
先週末(9日~10日)の地震活動状況
先週末も地震活動に大きな変化・変動はありませんでしたが、想定していたように、地震活動は活発化してきています。
- 太平洋プレートの動きに関連した地震活動
- フィリピン海プレートに関連した地震活動
- マグマ活動に関連した地震活動
のいずれもが活性化しています。
太平洋プレートは先週後半から動きを促進させており、プレート動の影響にて地震活動が誘発されてくることが想定されていました。
”北海道東部沖周辺”では、下記のような中規模地震が発生しています。
*3月10日18時52分 択捉島南東沖 M4.7 震度1
海洋部での動きで、揺れも小さく、今後への影響もないものと考えています。
現在も北海道東部周辺にて地震活動が活発な状態。今後、しばらくの間地震活動が促進傾向にて推移するものと考えています。
また、昨夜から今朝にかけて、少々目立った動きがありました。
*3月11日03時44分 福島県沖 M4.9 震度1
*3月11日02時24分 福島県沖 M5.1 震度1
*3月11日02時11分 福島県沖 M5.9 震度3
”福島沖周辺”にて発生したプレート境界型の地震です。上記のように短時間の間で余震活動が発生していますが、地震エネルギーが分割・放出されたものと推察しています。
同時に放出となっていたら、もう少し規模のある中規模地震(M6台)となっていたものと考えます。
浅発系の地震であったことから、規模と比較して”揺れ”はかなり小さ目となっているのが特徴。地震活動としての影響力は小さ目の動きでした。
ただ、気になる要素がありまして・・。
詳細はこちらのレジまぐ版メルマガ上にてお話しておりますが、この一連の地震をきっかけとして、これからさらに規模のある地震が誘発されてくる可能性もわずかながら考えられるんですね。
現時点では、関東周辺にて低気圧の影響が強いため、「体感」「地震エネルギー状態」を判断することができていません。
天候回復してから、状況分析&検証を行っていければと思っています。
フィリピン海プレートの動きも促進。プレート動に関連した中規模地震として下記のような動きがありました。
*3月9日01時08分 岐阜県美濃中西部 M4.5 震度4
こちらも、フィリピン海プレート動きにて気になる要素が存在しています。今後の推移をしっかり観察。フィリピン海プレートの動きに関連した地震活動動向を見極めていければと思っています。
本日(2019年3月11日)の地震活動傾向
現時点で、関東沖を発達した低気圧が通過しています。低気圧の移動はやや早く。午後には関東周辺においても気象環境が変化してくるもよう。
今日は地震活動に変化・変動が生じて来る可能性がありますので、推移を注視しておきたいと思っています。
地震活動を誘発する要因として
- 気圧変動(低気圧による)
- 強い風エネルギー(活性力)
が存在しています。
”気圧変動”は海洋部での地震活動を誘発される力に。
”強い風エネルギー”はプレート活動(太平洋プレート、フィリピン海プレート)を促進する力となるものと考えています。
西日本から東日本の太平洋側エリアにて、揺れる程度の中規模詩人が複数表面化してくる可能性があるものと考えておいていただければと思います。
まずは、地震前兆の表面化に注視。
- 長崎県・熊本県周辺
- 鹿児島県周辺
- 宮崎沖・大分沖周辺
- 愛知沖周辺
- 伊豆諸島周辺
- 千葉県東方沖・茨城沖周辺
- 福島沖・宮城沖周辺
上記エリアでは、地震活動が活発化してくるものと推測。地震前兆の有無を見極めていければと思っています。
地震前兆の有無
昨日から今朝にかけて、地震前兆と判断できる要素はありません。ただ、地震活動状況などから、地震活動へと繋がっていく可能性など、いくつか注視すべき要素が存在しています。
アナログな「帰宅支援マップ」「避難所マップ」の常備
近年、スマートフォンの普及と共に、様々なアプリが開発されてきています。
地震災害・津波災害に対する避難訓練などのやり方ももっと効率的なものへと進化しつつあります。
例えば、津波に対する避難訓練などでは、「津波に対する避難計画のアプリ」などがあって、スマホでアプリを使用しつつ、避難所までの適切な避難行動(安全・最短な経路)を実践してみるといった試みもなされているとのこと。
これらのスマホ機能を活かした試みは、益々進化していくものと思われます。
ただ・・。
忘れてはいけないのが、帯規模災害となればなるほど、「スマホ」などが利用できない状態となる可能性が高いということ。
やはり、欠かすことが出来ないのは
- 自分の知識
- アナログな防災アイテム
なのです。
特に、かならず職場と自宅に常備しておきたいのが、「避難所マップ」「帰宅支援マップ」です。
*どこにどんな避難所&避難支援施設があるのか
に特化・明記されているマップは必需品と言えるものです。
ここで注意点がひとつ。これらのマップを持っているという方もいるかと思いますが・・
●数年ごとに、新しい情報マップに差し替えていますか?
近年、施設の入れ替わりが激しく、数年経過すると適切な”避難経路”が変更となったり、”避難所”が移動となることが考えられるのです。
例えば、2011年の東日本大震災の直後に、多くの”帰宅支援マップ”が発行・発売されているのですが、当時と現在では、結構内容が異なったものとなっています。
こちらの【最新】帰宅支援マップ(首都圏版)などを見ると、大きな違いがあることがわかります。