本日2018年9月7日の地震活動傾向!「胆振地方中東部M6.7」の余波推移。
昨日の朝の時点では、まだまだ「胆振地方中東部M6.7」の被害状況もわかっていませんでしたが、その後徐々に被害状況も明らかとなってきています。
「大規模停電」が生じていることは、すでにお伝えしていましたが、その他、地震による影響として、目立った要素となっているのが下記です。
- 液状化現象の発生
- 大規模地滑りの発生(広範囲)
今回の地震活動にて、大きな課題となっているのが上記3要素(大規模停電・液状化現象・大規模地滑り)です。建物自体への直接的破壊力は、それほど大きくは無かったものと捉えています。
今回は、「胆振地方中東部M6.7」の余波・今後の影響などに話を絞ってお話したいと思います。
目次
本日2018年9月7日の地震活動傾向!
「胆振地方中東部M6.7」の推移&検証
昨日も最優先にて、「胆振地方中東部M6.7」の検証を行いましたが、まだまだ時間が足らず・・今朝も早朝5時から検証を続けて、ようやく「メルマガ」にて情報発信。
現在、「ブログ」での情報発信に取り掛かることが出来ています。普段の倍以上の時間がかかってしまいました(苦笑)
それでも、まだ「不明瞭」な要素がありますので、あくまでも現時点での推測・想定の話として聞いていただければと思います。
「胆振地方中東部M6.7」の特徴と推移。
今回発生した「胆振地方中東部M6.7」は、現在、既知の活断層ではない、「未知の活断層」が動くことで発生した内陸断層型地震と考えています。
まあ、私的には、「既知の活断層」はあくまでも、活断層の一部と考えていますので、このこと自体は特に驚きを感じる要素ではありません。
だいたい・・阪神大震災を招いた「兵庫県南部沖地震」でさえも、当時、認識されていない活断層による地震でしたからね。それ以降も、未知の活断層にて、大き目地震が複数発生しています。(それが当たり前ということです。)
当初、「揺れ」に関して、「最大震度6強」と発表されていましたが、その後、最大震度は「震度7」へと訂正されています。震源付近の局所的な範囲ではありますが、「震度7」を観測した地震となりました。
今回ひとつの特徴となるのが
*中規模地震(M6台)なのに「震度7」を記録した
ということです。
詳しくは、レジまぐ版メルマガでお伝えしていますが、地震の特徴(種類)を示す要素は「規模(マグニチュード)」と「震度」だけではないということ。
- 地震動周期
- 縦揺れ・横揺れ比率
- 地震エネルギーの発散方向(ベクトル)
などの要素の組み合わせによって、地震活動の特性が決まるのです。
ですから、同じ「M7(震度6強)」の地震であったとしても、「影響力」「影響のあり方」が地震毎に大きく異なることがあるんですね。
現時点では、あくまでもも私の推察ではありますが、今回の地震活動は
- 短周期地震
と呼べる特徴を有した地震活動だったのではないかと推察しています。
今後の影響に関して。(概要)
「短周期地震」であったという前提のもとに、今後への影響&具体的な誘発地震活動の可能性などを検証・想定いたしました。(具体的な想定内容は、レジまぐ版メルマガで。)
基本的には、「今後三ヶ月程度」が注視期間となるものと推測しています。今年いっぱい(~12月)が注視期間の目安ということですね。
「余震活動」に関しては、「中規模地震」が対象と考えていますが、「誘発地震」に関しては、「大規模地震」も想定しておく必要があるものと考えています。
本日(2018年9月7日)の地震活動傾向
「胆振地方中東部M6.7」は典型的な内陸断層型地震であったことから、昨日から今朝にかけて、多くの余震活動が発生しています。
現時点では、まだ「衰退傾向」とはなっていませんので、本日も、多くの余震活動が発生するものと考えられます。
余震に関しては、今後、少しずつ地震発生数が減った後に・・再び、ある程度の規模(中規模地震)の地震が発生するというパターンにて推移していくのではないかと推測しています。
ゆえに、本日を含めて、今週末もしっかりと揺れを感じることが出来る余震活動が複数発生するものと考えておいていただければと思います。
今日は全国的に天気が下り坂となっています。
日本列島上空に前線が位置しており、地震発生数は減少傾向となっています。やや地震が表面化しにくい気象環境となるものと考えています。
ただ、忘れてはいけないのが「台風21号の余波」ですよね。
ここまでの推移にて、適度に地震エネルギーが発散されている地域もありますが・・地震エネルギーが発散されていない地域も存在しています。(気がかりな要素となっています。)
ちょっと・・嫌な流れとなりつつあるので、特に、本日を含めて、今週末の動向はしっかりと観察しておきたいと思っています。週末も天候不順となりそうなので、地震活動に大きな変化は無く推移しそうな気配ではあるんですけどね・・。
地震前兆の有無
現時点では、具体的な地震前兆と思える要素は感じられていません。
ただし、「気になる要素」は沢山あります。(苦笑)