被害地震MAP|「熊本県」
目次
「熊本県」の被害地震MAP
- 1723年12月19日 M6.5:肥後・豊後・筑後。肥後で死者2名など。
- 1889年07月28日 M6.3:熊本。熊本市内にて死者20名など。
- 1975年01月23日 M6.1:「阿蘇北部群発地震」。熊本県内にて負傷者20名など。
- 2016年04月14日 M6.5:「熊本地震(前震)」。
- 2016年04月16日 M7.3:「熊本地震(本震)」。死者50名、関連死者212名など。
「熊本県」の地震活動傾向&特性。
「熊本県内」で発生する地震の大半が「内陸断層型地震」となっています。
- マグマ活動(火山活動)「3」
- 地殻の歪 「1」「2」「4」「5」
上記、いずれかの要因によって、生じる断層型地震。予兆・前兆となる要素がほとんど感じられない状況にて、突発的に発生する・・・そんな特性の地震活動が主となっています。
記録に残っている「被害地震」としては、熊本北西部(熊本市周辺)に集中しており、フィリピン海プレートの圧力による「地殻の歪」が集中しているものと考えられています。
ただし、「地殻の歪」は、熊本県南西部から中央部にかけても、存在。
- 日奈久断層帯
- 緑川断層帯
といった”活断層”として認識されています。
「日奈久断層帯」周辺では、被害地震MAPには記していませんが、「1600年代」に、『M6.0』『M6.1』といった中規模地震の発生が確認されています。
「2016年4月の熊本地震」にて、熊本市周辺の地殻圧力バランスに大きな変化(歪の解消)があったことから、今後は「日奈久断層帯」「緑川断層帯」周辺にて、内陸断層型地震が生じて来る可能性が考えられる・・・そんな状況となっていることは、念頭にしておいていただければと思います。
また、個人的には、「霧島火山帯」が活発となっている現状を考えると、「熊本県南部周辺(盆地)」での地震活動にも注視しておく必要があるものと考えています。